2003年10月15日
前作MQ-70改6L6GCウィリアムソン・アンプに気を良くした私は、なんとか小型化したい気分でイッパイです。
まずは、12AU7×4、EL84×4、FE10-8、PH185、チョーク無しで検討してみました。
2003年10月17日
刀舟さんより、「12AU7-12AU7-6BX7,なんてどうかな?」と、お言葉頂戴し、検討してみました。
2003年10月22日
ARITOさんも、ミニ・ウィリアムソン型アンプを計画中との事!、ますます楽しくなってきました。
2003年10月22日
Ayumiさんも、「6DE7あたりを使って作ってみたいですね。」と投稿されました。
後に13DE7が我が手中やって来るんですが・・・(^^;;
2003年11月22日
へへっ、買っちゃいました。
6BX7でございます。
これからトランスの検討に入るわけですが、高域減衰特性が重要ということで、手持ちトランスの測定をすることにしました。
2003年11月24日
手持ちしているトランスの特性を纏めてみました。
PPトランス用のバランス出力AFジェネレーターを持っていないので、一般的なアンバランス出力でお茶を濁しています。
とはいえ、傾向の把握には十分でしょう(^^;;
やはりというか、FE25-8は文句無く優秀でした。
FE10-8も、300KHz〜500KHzあたりでディップとピークがありますが、アンプ自体の高域特性の落ち方との相乗効果で、もしかすると抑えられるかもしれないでしょう。
2003年12月28日
6BX7のロードラインも検討しながら、FE10-10でやってみようと思いました。
某通販ショップに注文しました。
2003年12月30日
年末の連休を利用して、突貫ケース加工です。
FE10-10の代わりに、6BM8差動ppからFE10-8を拝借しております。
おっと、やってしまいました。トランスの端子台が、ボリュームと干渉します。
仕方が無いので、以前エレキットのTU877を改造した時に外された小型ボリュームを使うことにします。
2004年1月6日
トランスが到着しました。
ISOタンゴの発表しているデータです。
これを見る限り、なんとか頑張れそうな予感がします。
2004年1月11日
いつもの突貫作業で、音出しまで到達しました。
相変わらず、無負荷で発振します。1.1MHzです。
OPTの2次側にスナバーを入れる事で、応急対応しておきます。
ハム音が気になります。
小さく作ると、微妙な配線具合でもハムの大きさが変化します。
2C51/5670のヒーターが、とても明るく綺麗です。
負けず劣らず、6BX7もヒーターが輝いています。
このアンプは、見て楽しいアンプになりました。
2004年9月22日
初段〜プリドライバーまで2C51で構成していたものを、初段/PK分割部を12AU7に載せ替えました。
12AU7-2C51-6BX7の構成です。
最新の回路はこれです。
配線に関してもかなり気を使ったのですが、ハムノイズ退治に苦戦中です。
手持ちの2C51をいろいろ試すと、ノイズも減るので、要選別という感じです。
周波数特性を取ってみました。
低域に盛り上がりがあります。
6BX7グリッドの0.022μFを小さくすれば、低域の盛り上がりは抑えられるでしょう。
しかし低域が早く抜けていくのでNFBが効果的に掛からなくなりますが・・・
こちらはD.F.特性です。
D.F.は無帰還時のF特性そのものに見えます。
帰還を掛けて見掛けのF特性は広帯域化しますが、元になる帰還量を決定するのは裸特性ですから、そうなるのでしょう。
キッチリ負帰還が掛かっているということでしょうか。