自作真空管アンプを紹介します。(2002年8月)
真空管:6BM8 4本 Made in USA
電源トランス:PMC-190M by ノグチトランス
チョークコイル:4605 by ラックス
アウトプットトランス:OY15-5K by ラックス
6BM8の3極管部分で、位相反転を形成
共通カソード部分はCRDを利用して、高精度な反転動作と、B電圧温存に寄与!
但し、マイナス電源が必要。どうせ、固定バイアスにマイナス電源を使うのでいいけれど。
電力増幅部はUL接続とし、DF向上に寄与のハズ!
まずは、恥かしながら手書きの回路図!
乗せてみただけ!
乗せてみただけ!
乗せてみただけ!
シャーシ加工ほぼ完成!!
シャーシ内部
シャーシ内部全景
Rチャネル部分アップ
Lチャネル部分アップ
OPT付近アップ
マイナス電源回路アップ
電源トランスアップ
とりあえず音出し中
オシロスコープ波形
ノンクリップ最大出力。上L/下R
ノンクリップ最大出力。ダンピングファクタ計算用基準。15.8VP-P=5.9VRMS≒3.9W(8Ω)
ノンクリップ最大出力。ダンピングファクタ計算。26.9VP-P=9.5VRMS --> DF=1.42程度。・・・NFB量を増やすと改善されると思う。いっそ、3極管接続という手もある。
100Hz方形波波形。
1KHz方形波波形。少しリンギング有り。
10KHz方形波波形。リンギング目立ってくる。
1KHzクリップ状態。スイッチング歪みがきっちり出ていますネ(ToT)
全段差動化にする(2002年10月)
巷で評判の高い、ぺるけさんの事例に習い、全段差動化に踏み切る。
運良く初段位相反転部がCRDを使用した差動回路だったので、電力増幅部のみの小改造で可能です。
合わせて、6BM8の3結に変更する為、亀さんのホームページから50BM8の動作曲線を拝借し、ロードラインの検討をしました。
プレート電圧200V、プレート電流35mAです。
6BM8の定格Pd7Wと、ぴったしで、余裕は有りませんが、頑張って貰います。
最大出力は2.5W@8Ω抵抗負荷と、半減しました。
D.F.は2.85になりました。3結のお陰だと思います。
周波数特性を計測しました。
残留ノイズは、L/R共に0.15mVと大変優秀な仕上がりです。
2週間程、使ってみての感想。
まず、MaxPower2.5Wを忘れてしまう程の”音”に迫力がある。
一つ一つの”音”がはっきり、くっきりしている。特に低音が。
聞き疲れしない。
-----今後の掲載予定-----
NFB調整