(2003年5月)
さぁ、手元にある6BM8をどう料理しようか・・・
K.ameさんのホームページにある50BM8のEp-Ip特性を見ると五極管部の三極管結合時の特性が思いの他、良さそうに見えます。

6BM8の三結はrpが大変低く(1.5kΩ)、高DFが期待でき、又Pd=7Wと手ごろな許容値なので必要十分な出力4W程度は狙えると思われます。
また、ヒーター電流も0.78mAと少ないので、基礎代謝分の廃熱が少ないのがいい。
トータル50W〜55Wの消費電力で、Max4Wの全段差動アンプが完成すると思われるので、今時のエコロジー(嘘)なアンプと思います。

ケース(予定):鈴蘭堂SU-3【幅250-奥150-高40(シャーシ部)】ケース加工図面
真空管:6BM8/ECL82 4本
電源トランス:PMC-190M by ノグチトランス
アウトプットトランス:FE10-8 by TANGOアイエスオー
検討資料:エクセルシミュレーション結果
#エクセルシミュレーション:Special Thanks. ぺるけさん
#50BM8 Ep-Ip特性図:Special Thanks. K.ameさん

2003年6月8日
5歳児と1歳児の妨害を受けながら、一緒にシャーシ加工しました。
OPTの取り付け穴位置を間違えて、ちょっと修正しましたが、何とかなりました。
もうちょっと磨いて、赤茶色系の塗装をしようと思ってます。
大物部品の仮置状態です。
New6BM8pp-ecoアンプ仮置

2003年6月25日
なんとか音の出る状態まで、完了しました。
無帰還時:0.82Vrms入力にて4Vrms@8Ω出力・・・4.9倍
NFB(2KΩ/150Ω):0.82Vrms入力にて2.8Vrms@8Ω出力・・・3.4倍
D.F.(NFB):1Vが1.3Vに・・・3.3か・・・
最大出力(目視にてクリップ手前):5.3Vrms@8Ω=3.5W
ん〜〜、おかしい・・・・

よくよく見てみると、ペントード側のPとG2を100Ωで繋いだまではいいが、トランスへ接続する配線をG2側からやっていた。
たぶん、これが原因なんだろう(^^;

それと、ソフトンさんとこのアッテネーターを使用したので、トライオード側のグリッドリーク抵抗を並列接続しておく必要があります。
今のままだと、やはり「ブツ・ブツ・ブツ」と雑音が入ります。

あっ、発熱の件ですが、予想通り(でよかった)アッチッチではなく、比較的クールなアンプとなっております。


2003年6月26日
配線を直しました。
しかし、D.F.に違いがありません。
ん〜〜〜〜
詳しい測定は後日実施とし、早く音を出そうと思います。
New6BM8pp-ecoアンプ
塗装は何だと思われましょう・・・・・



お約束の内部配線を公開します。
小さく作ると、頑張ってもこんな感じにゴチャゴチャします。
New6BM8pp-ecoアンプ内部配線


バイアスのバランス調整は真空管ソケット横のチップジャックと、トランス手前の小さな穴から見える半固定抵抗によって行います。 New6BM8pp-ecoアンプバイアス調整