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KNF 投稿者:K.Yasu 投稿日:2024/08/25(Sun) 21:26 No.7882
KNF巻線のないOPTでNFをかける方法。
パワー管は317等で定電流バイアスにしておき、 2次側出力をOPアンプを使って
増幅、極性を合わせ、C結合にてパワー管のカソードに帰還(ドライブ)します。
6BM8程度なら50円のNJM4565AD(73mA出力)で十分実用に成ります。
いかがでしょうか。
もっともKNF巻線の有るOPTの選択肢がもう少し有れば、話は簡単なのですが。

DE-3.5K30W-ULの発売を楽しみにしています。
UL別巻線ならKNF巻線として使えるのではないでしょうか。
更に2分割されていれば直並列で帰還量を変えるのも面白いかと
ドライブが楽な分はCSPPより多少作りやすいのではないでしょうか。
Re: KNF - ARITO@伊吹南麓 2024/08/26(Mon) 08:52 No.7884
K.Yasu様、お問合せありがとうございます。
 
この手のお問い合わせにつきましては、可能な限り回路図の添付をお願いいたします。
回路図には文章では表せない情報が表せますし、(私に理解ができる回路であれば)
文章による説明は不要ですので。
 
さて、オーバーオールNFBをKNF巻線、UL巻線を用いて掛けることについては、特に問題はありません。
が、小生は二次側巻線ではなく、別の巻線を使ってNFBを掛けることのメリットについては少々懐疑的です。
というのは、NFBに使う巻線というものは、必ずしも二次巻き線と同じ特性ではないからです。
直流電位が違う場合、コンデンサ結合に出来ない(したくない)ということであれば
別巻線でレベルシフトすることが必要ですが、それ以外では二次巻き線を使った方が
直接的に改善が出来ますので、ほとんど場合はそちらの方が良い結果が得られるのではないでしょうか?
 
また、トランスの巻線を設計意図と違う使い方をされる場合は、自己責任でお願いいたします。
使い方によっては特性がかなり暴れてしまい、目的が達成できない可能性がございます。
少なくとも、NFBに用いる巻線の周波数特性についての評価を予めしておく必要があろうかと思います。
 
なお、UL別巻線のプッシュプル用トランスは、在庫がございますので、メールにて
お問合せいただけますようお願いいたします。
 


Re: KNF - K.Yasu 2024/09/03(Tue) 19:28 No.7932
一応KNFになっていると思いますが、一次インピーダンスはどう考えれば良いでしょうか。





添付:7932.jpg (18KB)

Re: KNF - ARITO@岐阜地区 2024/09/03(Tue) 20:28 No.7933
二次巻線を使ってもカソード帰還は掛けられますので、オペアンプを持ち出すメリットを
明らかにする必要があろうかと思います。どんなメリットがあると思いますか?
帰還回路にF特を持たせて、例えばローブーストをする、とかならオペアンプを
持ち出す意味があるかもしれませんが...
 
あるいはそもそもカソード帰還の効きがよくない直熱三極管に対して、効果的に
カソード帰還を掛けたい、ということなのかもしれませんが。
 
この回路では一次側のインピーダンスは変わらないのではないかと思います。
 


Re: KNF - ARITO@伊吹南麓 2024/09/12(Thu) 08:10 No.8007
ご提案のオペアンプを使ったカソード帰還で、チラッと試してみたいかな?
と思ったのは古典三極管に6dBくらいのカソード帰還を掛けてみることでしょうか。
 
最大出力時に、バイアス電圧くらいの振幅の帰還を掛ければその条件になりますが、
例えば71Aだとバイアス電圧は-40Vくらいになりますので、±40Vの振幅を
帰還しようとすると、使えるのはOPA445+電流バッファーとかでしょうか。
まぁ結構なボリュームになりそうですね。出力段のドライブも大変になりますし。

でも同等の結果になるようなカソード帰還巻線を入れるとしたら、トランス設計が
非常に難しくなるので、オペアンプを使ったカソード帰還の方が恐らく良い特性に
なるんじゃないかと思います。
ということで、モノリシックのパワーアンプICとかで振幅が取れそうなものがあれば
試してみようかな〜って思うかもしれませんね。
特殊なOPT不要で古典球に効果的なカソード帰還が掛けられそうな気がします。
 
私見ですが、私はカソードから信号を取り出すことで音が良くなると感じていて、
(普通の)カソード帰還、CSPP、そして究極はカソードフォロアの出力段には
音質的なアドバンテージがあると考えています。
 
一方、今回のオペアンプによるカソード帰還は、肝心の、カソードから信号を
取り出すことにはならないので、その恩恵を享受することができません。
ちょっと残念!というところでしょうか。
 


Re: KNF - K.Yasu 2024/10/05(Sat) 10:22 No.8216
6BM8のシングルとオペアンプが有ったのでちょっと悪戯した訳です。

パワーICなら安価に高耐圧の物が入手出来そうですね。
TDA7493とかなら±45V位は行けそうです。
但し、この手のICはユニティゲインでは使えませんのでKNFには不向きかと思います。
OPA462とか使いやすいのですが高価で手が出ません。

元々は6BQ5をカソードドライブしてグリッドは2次側からダイレクトに帰還をかけるつもりでした。
こうする事でドライブに真空管を使わず、簡単ローコスト化を図ります。
グリッド電流の影響も軽減出来ると考えています。
6BQ5ならLM1875(秋月電子\70)で+35V-20V位でいけそうです。
但しユニバーサル基板では組み難いので、今回はアリーに実装済みのアンプ基板(送料こみ\550)を頼んでます。

ところが頼んだ後でLM3886の完成基板が出て来たので今組み立てています。
明日には音を出したいと思っています。
この回路ですとドライバーからダイレクトなら30W位の出力が出ますけど、6BQ5の音に期待してます。


Re: KNF - ARITO@伊吹南麓 2024/10/07(Mon) 14:23 No.8286
6BQ5のような高gm管であればオペアンプを(しかもユニティゲインで)使う意味は無いような気がします。
素直に二次巻き線からKNFを掛けたらそれで済むのではないでしょうか?
 
むしろオペアンプでKNFを掛けるんだったら、前述のように、帰還回路に利得を持たせて
通常であればKNFの効果が薄い、バイアスの深い球に使う方が納得できるような気がします。
専用電源を追加してでもオペアンプ(パワーアンプ)を持ち出すメリットが欲しいですね。
 


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